「高学歴ワーキングプア」からの脱出 水月昭道 著 (光文社新書・858円)

西日本新聞

 不安定な雇用や低賃金にあえぐ若手研究者の苦境を当事者の立場からつづった『高学歴ワーキングプア』の続編。著者は立命館大の研究員職が任期切れになる直前、自身が創設者一族に連なる福岡県の私立学園に就職するが、今度は学園幹部の内紛に巻き込まれ-と、半沢直樹もかくやの展開。公募の舞台裏、「飲み会や懇親会には這ってでも行け」「理事長と学長、知り合うのはどちらがお得か」など本音ベースのアドバイスも生々しく、研究者というのは「職業」ではなく「道」と、後進の覚悟を促す。

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