水俣から環境問題考えよう 大学生がオンライン講座

西日本新聞 熊本版 村田 直隆

患者の体験談、ごみ分別題材に

 環境問題の啓発に取り組む大学生たちが、水俣病患者の体験談や熊本県水俣市の細分化された資源ごみ分別を通して、持続可能な社会を考える企画を進めている。新型コロナウイルス感染予防のため、6~8月に3回開く講座などはオンラインで発信する予定で、多くの参加を呼び掛けている。

 企画するのは熊本市出身で立命館アジア太平洋大(大分県)3年の戸田彩香さん(22)たち。戸田さんは、地球温暖化対策を訴えるスウェーデンのグレタ・トゥンベリさん(17)の行動に共感し、同市を中心に活動する市民組織「Fridays for Future Kumamoto(FFF熊本)」の一員として、街頭活動や講演会に取り組んでいる。

 戸田さんは今回、水俣病を教訓に環境問題に取り組み、国の「環境モデル都市」に指定されている水俣市を、学習の場に選んだ。高度経済成長の陰で起きた水俣病と、豊かな暮らしを追求し続け地球環境に悪影響を及ぼしている国際社会の現状が、重なって見えるという。「終わっていない水俣病と、環境に特化したまちづくりを進めてきた水俣に学び、自分たちの生活に生かしてほしい」と狙いを語る。

 初回は6月6日午後2時~3時半、水俣市の一般社団法人「きぼう・未来・水俣」の協力を得て、胎児性患者たちの講話を聴く。2回目の講座は7月、同市に根付く家庭ごみの高度分別が実現した経緯や効果を学ぶ。8月の最終回は、豊かな自然や食など水俣の魅力を体感するツアーを企画する。

 初回の参加費は最低500円に設定し、講話後に参加者に決めてもらう形式をとる。

 申し込み、問い合わせはFFF熊本のフェイスブックかメール=gkmkumamoto@gmail.com=へ。

(村田直隆)

熊本総局が移転しました

熊本総局 移転先地図

西日本新聞熊本総局が移転しました。新しい総局は、熊本市中央区の熊本桜町バスターミナルに近い坪井川沿いです。電話、FAX番号も変更となりました。

▼移転先
住所 〒860―0805 熊本市中央区桜町2番17号第2甲斐田ビル9階
電話 096(323)1851
FAX 096(323)1853

熊本県の天気予報

PR

熊本 アクセスランキング

PR

注目のテーマ