山笠延期でもコロナ退散願い 博多・恵比須流が注連下ろし神事

西日本新聞 手嶋 秀剛

 博多祇園山笠の七(ながれ)の一つ、恵比須流が1日、「(しめ)下ろし」の神事を行った。新型コロナウイルス感染症の影響で今年の山笠行事は来年に延期されたが、山笠の町を清める辻禱(きとう)でもある注連下ろしは行い、コロナ退散の願いを込めた。

 恵比須流は山笠が明治期まで旧暦の6月に行われていたことから毎年、1日に注連下ろしを実施。(か)き山笠を建てる場所に、ささ竹と注連縄を張って地域の浄化と祭りの安全を祈願している。今年は舁き山笠は建てないが、コロナの病魔を払おうと例年通り行った。

 この日は当番の(しもたて)町(旧町名、現・福岡市博多区下呉服町)に、山笠の正装である当番法被姿の男たちが集まり、櫛田神社の神職が祝詞を上げた。例年は流の役員など約80人が参加するが、今年は「3密」を避けて10人で行った。

 恵比須流は来年、追い山の櫛田入りで「祝いめでた(博多祝い=うた=)」を歌う一番山笠。総務(最高責任者)の瀬戸浩隆さん(57)は「コロナが一日も早く終息するように願い、来年は今年の分まで頑張りたい」と話した。(手嶋秀剛)

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