「友達に会えた」一斉登校、活気戻る テレビで全校朝会 黙々と給食

 福岡都市圏の多くの小中学校で1日、新型コロナウイルス対策として実施していた分散登校が一斉登校に切り替わり、全校児童、生徒が久々に学びやにそろった。各校は、感染防止対策を徹底しながら学校生活を本格再開させた。

 3月から休校していた福岡市城南区の別府小は、3カ月ぶりに児童が元気よく一斉登校。5年の野田幸歩(さちほ)さん(11)は「友達に会えてうれしい。算数の授業や給食が楽しみ」と足早に教室へ入った。

 「3密」を避けるため、全校朝会は、児童は教室内にいたままテレビ中継で実施。下田一郎校長(53)は「距離はあっても思いやりは持って、気持ちを一つに乗り越えていきましょう」と呼び掛けた。5年の担任の高野陽介教諭(43)はソーシャル・ディスタンス(社会的距離)をとるようにと、両手を広げた距離が大体の目安と指導した。

 太宰府市の小中学校は、約3カ月ぶりに昼食が再開した。だが、以前のグループで机を寄せ、にぎやかに過ごしていた食事はすっかり様変わりした。太宰府中(同市五条)の2年のクラスは、授業中と同様に全員黒板に向かって着座。皆で「いただきます」と発声後、マスクを外し、一人ずつ黙々と食べた。

 おしゃべりは厳禁で、鳥のさえずりが屋外から聞こえるほどの静寂さ。手早く弁当を食べた伊藤高彬さん(13)は「一番楽しい時間だったのに…。これはさみしいです。昔みたいに戻ってほしい」と話していた。 (上野洋光、岩崎さやか、松本紗菜子)

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