横倉氏が5選出馬へ 日医会長選、コロナ対応で引退方針転換

 日本医師会(日医)の横倉義武会長(75)は1日、福岡市内で記者会見し、同日公示された次期会長選に5選を目指して立候補する意向を表明した。一時は4期限りの引退を検討していたが、「新型コロナウイルスで大変な時期に会長が替わるべきではない」との声が寄せられたことを受け、方針を転換した。

 横倉氏は「新型コロナウイルス感染症はまだ治療方法が確定しておらず、安心できる状況ではない。感染拡大防止に向け、全力を尽くしたい」と強調した。

 北九州市では再び感染者が急増し「第2波」への警戒が強まっている。横倉氏は「感染者の増加はどこでも起こりうる。診断方法の改善など、いいものは取り入れるように政府に進言していきたい。自分のわがままで辞めるわけにはいかない」と語った。

 新型コロナウイルス感染症を巡っては、横倉氏は医療機関への支援やマスク、防護服などの資材提供を政府に働き掛けた。6月26日の任期満了が近づく中、新規感染者が減少していることや自らの年齢を考え、「次の人に任せよう」と引退を考えていたという。

 横倉氏は福岡県みやま市出身。同県医師会長などを務め、2012年の日医会長選で初当選し現在4期目。安倍晋三首相ら政界とのパイプの太さで知られる。

 会長選は17日夕まで立候補の届け出を受け付け、27日の定例代議員会で会長を選任する。 (玉置采也加、松永圭造ウィリアム、山下真)

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