「命を大切にする」声そろえ 佐世保・小6殺害16年 大久保小で集会

西日本新聞 社会面 平山 成美

 長崎県佐世保市の大久保小で2004年、6年生の女児=当時(12)=が同級生に殺害された事件から16年となった1日、校内の体育館で「いのちを見つめる集会」があった。佐藤正実校長は「勝手な考え、一時の感情で人をあやめてはならない。人を差別してはならない」と児童に訴えた。

 新型コロナウイルス感染症への対策として、集会には3年生以上の約80人が参加。2メートルの間隔を保って整列し、黙とうをささげた。学年ごとに「お互いを認め合う」「命を大切にする」と声をそろえて目標を宣言した。1、2年生は教室のテレビを通して参加した。

 学校は数年前から、集会で事件に言及することはない。被害女児と13年前に病死した2年生の女児の名前を挙げて「2人の大切な命に思いを巡らし、お祈りをする日」としている。佐藤校長は、子どもの未発達な心への配慮と説明。「何が起きたんだろうと思っている子も多いと思う。心に届くように、どう伝えるかは永遠の課題。それほど重たい事件」と述べた。 (平山成美)

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