被爆者名簿に「生きた証し」書き込む 長崎で「筆耕」

西日本新聞 社会面 徳増 瑛子

 長崎原爆の死没者名簿に、昨年8月以降に死亡が確認された被爆者らの名前を書き加える「筆耕」が1日、長崎市内で始まった。8月上旬まで3500人分程度を加筆し、同9日に長崎市松山町の平和公園で行われる平和祈念式典で奉安される。

 筆を執るのは長崎市の書道講師で、被爆2世の森田孝子さん(72)。この日は新型コロナウイルスの感染防止のためマスクを着用し、新たに亡くなった被爆者たちの名前と死亡年月日、年齢を1文字ずつ筆で書き込んだ。森田さんは「新型コロナでさまざまな行事が中止になる中、後世に生きた証しを残す作業に改めて意義を感じる」と話した。

 名簿は昨年8月9日時点で計187冊あり、18万2669人の氏名が記されている。 (徳増瑛子)

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