北国の風味をお裾分け 東北・山形の山菜セット

西日本新聞 夕刊

 農山漁村とまちをつなごうと奮闘する、東北のフリー記者小山厚子さんからリポートが届いた-。

 北国・山形では、雪解けとともに始まる山菜採りに心が弾む。今は、清流に生えるミズや香りのいい山ブキが旬。山の恵みを味わい、長い冬に備えて干す、塩漬けする、など調理・加工の技には生きるための知恵が詰まっている。

 月遅れで祝うお節句にはササの葉が取りごろになる。三角に折って、もち米を包んだ郷土食「笹(ささ)巻き」が欠かせない。特産の大豆「青ばた豆」の薄緑色のきな粉で食べるのだが、きな粉とササの香りが芳しい。

 そんな山形の山あいにある高畠町二井宿の地域づくりグループ「わくわくプロジェクト」が、レシピ付きで山菜やササの葉、手作り笹巻きなど5点セットをこしらえた。過疎化で「なじょしたもんか」と思案していた折、行政に頼らない地域づくりで知られる鹿児島県鹿屋市串良町の柳谷集落(通称・やねだん)を訪ねて勇気づけられ、「オラだもすっぺ」と、まずは食文化の発信を始めた。

 味に癖のないミズは煮物や漬物、夏野菜と香味野菜を細かく刻み、しょうゆなどであえた郷土食「だし」で。山ブキはキャラぶきや煮物、干しコゴミは戻して料理に。笹巻きは黒蜜を付けても美味。抗菌作用のあるササの葉(20枚)は冷凍すれば年中使える。

 ▼山菜と笹巻き(5個)のセット 3900円(本体2300円、クール便送料、税込み)。今月12日締め切り後、順次発送。二井宿わくわくプロジェクト・島津さん。メール=niijukuwp@gmail.com

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