パク カイカイ? 言葉を刻む(5)

西日本新聞 社会面

パク カイカイ?

 (福岡県古賀市、中村克巳さん)

 陸軍兵士として送り込まれたパプアニューギニアの言語「ピジン語」で、「ご飯を食べたか」という意味だという。現地の言葉は、集落に入り込んで会話を重ねて習得した。激しい戦闘が続いたニューギニア戦線は食料補給もなかった。赴いた旧日本兵の9割、約18万人が命を落とし、その多くは餓死。命を永らえたのは、覚えたピジン語で住民の信頼を得て、食べ物を分けてもらったからだった。「彼らのおかげで帰ってこられた。今でも忘れんのですよ、あそこの言葉は」。2014年、95歳のとき本紙取材に語った。

   ◇   ◇

 西日本新聞は戦後75年の節目を多角的に伝えていきます。戦争世代にしか語れない証言、後世に残したい手記、保管している資料などの情報を以下の要領でお寄せください。内容に応じて、記者が問い合わせや取材を行います。

 住所、氏名、年齢、連絡先を明記し、手紙かファクス=092(711)5110、無料通信アプリLINE(ライン)で「あなたの特命取材班」へ。

 【宛先】〒810-8721(住所不要)西日本新聞 あなたの特命取材班

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ