終盤一気、里見が先勝 女流王位戦第1局

西日本新聞

 将棋の里見香奈女流王位(28)=清麗、女流名人、倉敷藤花=に加藤桃子女流三段(25)が挑む第31期女流王位戦5番勝負(西日本新聞社主催)の第1局が5日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、先手番の里見が111手で先勝した。

 持ち時間各4時間のうち、残りは里見44分、加藤10分。第2局は9日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われる。

 女流タイトル通算39期で「クイーン王位」の称号を得ている里見と、女流タイトル通算8期の加藤。先手となった里見のゴキゲン中飛車に対し、加藤は居飛車穴熊で対抗した。

 里見が1五歩(43手目)と端歩を突いてから積極的に攻めたのに対し、加藤は1四香(52手目)などと柔軟に対応し、一進一退の攻防に。昼食休憩後はねじり合いの中、加藤が1二歩(80手目)と消極的に受けてから一気に流れが里見に傾いた。里見が3三角成(87手目)と決めに行った後、加藤の必死の食いつきを冷静に受け止め、最後は万全の状態で攻めきった。

 立会人の中村太地七段は「中盤まで互いの良さが出ていたが、加藤さんが踏み込むべきところで攻めに転じることができなかったのが響いた。終盤、里見女流王位の読みの正確さはさすがだった」と話した。

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