新しい「飲み方」大分で模索 「街に人が戻ってほしい」

西日本新聞 大分・日田玖珠版 井中 恵仁 岩谷 瞬

屋外で間隔、横一列…

 新型コロナウイルスで激減した客足を取り戻そうと、「新しい生活様式」に基づく飲み方を模索する動きが県内で広がっている。テークアウトやインターネットを使った「オンライン飲み」など外出を控える取り組みが広がる中、関係者は「街に人が戻ってきてほしい」と願っている。

 大分市中心部の府内五番街商店街では5月22日夜から、屋外で飲食を楽しむ「オープン エア サカバ」が始まった。居酒屋や食堂など初日は10店舗が参加。歩行者天国に間隔を開けてテーブルを置き、椅子も客同士が向かい合わないように配置。店外で食事や飲酒を楽しむ取り組みだ。

 感染終息まで続ける方針で、同商店街振興組合の藤井俊之副理事長(41)は「新しい生活様式にのっとれば街に出ていいとアピールしたい」。イタリア料理店の菅恵美子店主(49)は「本当に安全か不安もある。入場制限などルールが必要かも」と話した。

 県と県酒造組合が同15日開催した会食では、県職員ら約60人が「新しい飲み方」に挑戦。フェースシールド着用▽食事のたびにマスクを外す▽横一列に並ぶ▽食事以外はハンカチを口に当てる-など慣れない飲み方に苦戦しつつ、飲食を試みた。

 県によると、フェースシールドやマスクの付け外しに対し「違和感がありすぎ」「店側も嫌がる」「マスクが汚れる」など否定的な意見があった一方、ハンカチの使用は「特に不自由なこともなく、実用的」との声が多く、実現性の高さがうかがえたという。

 県商業・サービス業振興課は「実験的に行った会食だが、多くの発見があった。新しい飲み方に正解はなく、一人一人考えていくことが重要だ」と指摘している。

(井中恵仁、岩谷瞬)

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