『チョウが語る自然史』 福田晴夫 著 (南方新社・3080円)

西日本新聞 くらし面

 地元の鹿児島のチョウがいつ、どこから来て、どうなったか-を追究してきた著者の労作。第3部「ヒトが来た」では海外にも視野を広げ、自然界への人為的な影響に注目。ソテツを食い荒らす害虫、クロマダラソテツシジミ(略称クマソ)が近年、西日本各地に出現するようになったのは「中国東部の新しい市街地でのソテツ植栽が原因」と結論付けている。クマゼミやハブが南西諸島の島によっていたりいなかったりする問題の考察も興味深い。著者はアサギマダラの生態解明で知られる元日本蝶類学会長。

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