「オンライン居酒屋」開いてます 長崎市の「旬彩ながや」

地元食材の魅力を画面で紹介

 長崎市の居酒屋「旬彩ながや」が、事前にお客さんが購入した地元産加工食品を味わってもらいながら、ビデオ会議アプリ「ZOOM(ズーム)」でその魅力や特性を説明するユニークな取り組みを始めた。名付けて「オンライン居酒屋」。密を避ける政府の「新生活様式」に沿った取り組み。地域商社とタッグで県外客の開拓も狙う。店主の永石一成さん(37)は「居酒屋の臨場感で県産品の良さが増す」と期待する。

 システムはこうだ。客側は通販サイトを通じて、ながやでも一部使用している県産品の詰め合わせ(3240~3780円、送料別)と「参加券」(880円)を購入する。濃厚な味わいが特徴の干物、かまぼこなど簡便に調理できるものが中心。客は同封のレシピに沿って調理し、午後8時の「開店」に合わせてZOOMに接続する。厨房(ちゅうぼう)の永石さんが画面越しに県産品が生まれる風土や、さまざまな調理法を伝える。

 5月下旬にあった初回のオンライン居酒屋には、関東や関西、東北から11人が「来店」。永石さんは「長崎ではかまぼこを『かんぼこ』と言います」などと語り、客は自ら盛り付けた料理に舌鼓を打った。会話の中では「今度は長崎で食べたい」との声も聞かれた。

 永石さんの活動のきっかけは、外出自粛が続く中、常連客から「人に会えず寂しい」「店のようなおいしいものが食べたい」と言われたこと。永石さん自身、市内で経営する2店の客足がなかなか戻らず、付き合いの長い取引先を含めた地元のためにも、オンラインに新時代の活路を見いだしたい考えだ。

 今後は販売する詰め合わせの種類を変え、同業の他店舗にも参加も呼び掛ける。「長崎の食をPRしたい」と話す。参加は、ホームページ=https://fdnagasaki.thebase.in/=で申し込む。

(華山哲幸)

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