命の保証はないが、これに乗るのはおまえたちが最適だ 言葉を刻む(11)

西日本新聞 社会面

肉薄攻撃兵器で命の保証はないが、これに乗るのはおまえたちが最適だ

 (福岡県志免町、東努さん)

 人間魚雷「回天」の完成を説明する上官の言葉という。飛行機乗りに憧れて海軍飛行予科練習生に志願。10カ月の訓練を終えて打診されたのが「新兵器」への搭乗だった。(1)熱望(2)志望(3)志望せず-の3択。熱望に二重丸を書いた。「エンジンを発動できるのは一度だけ。燃料も限られており、敵と遭わなくても海の真ん中で自爆のレバーを押すしかなかった」。出撃しないまま迎えた終戦。「特攻は映画や小説のような美しい話ではない。本当にむごい作戦だった」。2015年、89歳の時に本紙の取材に語った。

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