戦前の暮らしを短歌、俳句に 高齢者の文集、16年ぶり発行 日田市

西日本新聞 大分・日田玖珠版 鬼塚 淳乃介

 大分県日田市天瀬町の天瀬公民館主催の生涯学習講座「寿学級」を受講する高齢者が書いた文集「天寿」が、16年ぶりに発行された。収録されているのは戦前の苦労話や楽しかったこと、短歌、俳句など42人の力作。同学級運営委員会の高倉勇委員長(86)は「これを契機にもっと多くの人に書いてほしい」と期待している。

 寿学級は1973年に開設。現在は町内7地区約160人が歌や講話、旅行などで親睦を深めている。

 文集は78年3月の第1巻を皮切りに、2004年3月までに9巻発行された。しかし日田市と天瀬町が合併した05年以降は発行されず、存在自体が忘れられていた。昨夏、同公民館の高倉誠二館長が公民館の図書館で過去の文集を偶然発見。文章を書くことを楽しんでもらおうと、同学級に呼び掛けて作成することにした。

 同公民館で10日、贈呈式があり、各地区の代表に文集が手渡された。同公民館運営委員会の高瀬敏明会長(81)は「今から先、お互いが支え合わねばならない。文集は交流を深め、支え合うきっかけになるのでは」と話した。(鬼塚淳乃介)

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