カラスが飛び回りよると思った 言葉を刻む(15)

西日本新聞 社会面

カラスが飛び回りよると思った

 (大分県臼杵市、新名正一さん)

 戦時中、日本本土を襲った米爆撃機B29。「超空の要塞(ようさい)」といわれた巨大な機体に比べ、日本軍の戦闘機はあまりに小さかった。1945年5月7日、大分県上空でB29を迎え撃つ紫電改の部隊を、10歳だった新名さんは真っ黒なカラスと見間違えた。この戦闘で1機のB29が墜落し、搭乗員11人のうち10人が死亡。生き残った1人は憲兵隊に連れられていった。村の女性たちは「こげなやつが息子を殺したんじゃ」と石を投げ、棒でたたいていたという。今年2月、85歳の時に本紙の取材に語った。

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