電車内で「電話、かけた方がいいですよ」 思いやり感じた出来事 (2ページ目)

西日本新聞 佐賀版 梅本 邦明

 斎藤さんは久留米大病院(福岡県久留米市)に勤務し、当時は末期がん患者を診る緩和ケア病棟を担当。患者の家族には、後悔しないように最期の声かけや気持ちを伝えるように促してきた。

 その経験から男女を静観できず、近づこうとしたとき、ある女性が「電話、かけた方がいいですよ」と声をかけ、他の乗客もうなずいた。

 背中を押された男性は電話をかけ「おやじが一生懸命働いてくれたから俺たちは少しもひもじい思いをしなかったよ。心配しないでいいから。本当にありがとう」とおえつを抑えながら感謝を述べた。

 斎藤さんは胸が温かくなり、電車内にいたみんなが「看護」をしていたと感じたという。最優秀賞を受け「評価してもらい、うれしかった」と語った。

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 一般部門では佐賀市の坂井祐子さん(36)が優秀賞に輝いた。作品は出産で支えてくれた看護師や家族への感謝をつづった。(梅本邦明)

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