コロナ流行、下水調べ察知 水環境学会研究に北九州市と福岡市が協力

西日本新聞

 北九州市は19日、下水の中の新型コロナウイルスの量を調査する日本水環境学会(東京)の研究に協力すると発表した。ウイルスは感染者の便にも含まれ、国内でも下水からの検出成功例がある。市によると、症状が出ない人や発症前の人の便でもウイルスが排出されている可能性があり、感染の流行をいち早く捉えることも期待されるという。

 市上下水道局によると、東京都や大阪府など20以上の自治体が同学会から協力要請を受けており、同市には感染再拡大が始まった5月下旬に依頼があった。同学会は、9月ごろをめどに分析方法を確立させ、ウイルス量から感染の流行や収束傾向の把握につなげたい考えだ。

 計画では、下水の採取を今月24日から7月15日まで計4回、日明浄化センター(小倉北区西港町)で実施する。同学会は下水を冷凍保存して分析方法の確立後に活用する。市は「流行状況の見通しが事前に察知できれば、早期の予防対策が可能になる」と期待を寄せている。

 一方、福岡市も19日、同学会の研究への協力を発表した。7月1日から中部水処理センター(中央区)に流入する処理前の下水を2週間に1回程度採取し、同学会に提供する。

(内田完爾、泉修平)

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