「昭和歌謡」が見直され、ひそかなブームになっているという…

西日本新聞 社会面 森 竜太郎

 「昭和歌謡」が見直され、ひそかなブームになっているという。青春時代などを懐かしむ中高年はもちろん、若い世代の間でも。大学生のめいっ子は、作曲家古関裕而と妻がモデルのNHK連続テレビ小説「エール」で昭和初期の曲調を初体験。「一周回って何か新鮮」と、近ごろ好んで聞いているようだ。

 昭和歌謡の第一人者といえば、福岡県大川市出身の古賀政男(1904~78)。「影を慕いて」「柔」などで知られる国民栄誉賞受賞者だ。エールには主人公のライバルで友人の木枯正人として登場。同市にある記念館にも、ドラマを見て来たという客が少しずつ増えてきているという。

 記念館の山田永喜館長は「今の曲の多くはサウンド重視だが、昭和歌謡は詩の世界観と曲が一体となっている」と話す。シンプルでも強い昭和のメロディーは、新型コロナウイルス感染拡大で疲弊する私たちの心に、じんわり染みる。 (森竜太郎)

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