帰る場所があるから、東京で頑張れる 初アルバム発売の天野なつさん、地元福岡でライブ

西日本新聞 根井 輝雄

 福岡のアイドルグループ「LinQ(リンク)」の元メンバーで、東京で活動を始めた天野なつさん(26)。17日には10曲入りのファーストアルバム「Across The Great Divide」をリリースし、20日から福岡市・天神でライブなどのイベントを行います。新型コロナウイルスの影響で続いていた都道府県間の移動自粛も解除され、帰郷した天野さんに意気込みを聞きました。

 -初のアルバムがリリースされました。

 ★天野 福岡で1年ほどソロ活動をして、その間に出した曲を含め、福岡のミュージシャンの方々に作っていただいたアルバムです。新しい出発を歌った曲が多く、LinQの卒業からソロになり、今までの思い出を大切にしながら、これからの旅立ちへの思いを込めました。

 -作詞も手掛けています。

 ★天野 曲をもらってからテーマを考え、曲のイメージに合わせて作詞しました。ただ、アルバムに収録した「Restart」は、先にイメージを伝えてから曲を作っていただき、LinQの卒業公演で旅立ちの曲として歌いました。

 -ファンの反応は。

 ★天野 こういう状況なのでライブでお披露目できなかったんですが、ファンの方がツイッターでつぶやいてくださって、いい反応をたくさん頂きました。

 -いよいよ福岡でライブイベントを始めます。

 ★天野 本当にライブは久しぶりなんです。ずっと中止になっていた数カ月間の思いをぶつけたい。初披露曲もあり、アルバムの魅力を伝えたいと思います。

 -外出自粛期間中はどうでしたか。

 ★天野 最初は落ち込んだけど、その気持ちを歌にするくらいの覚悟でやろうと思って。いろいろ作詞し、この期間にできた曲もあるんですよ。ギターにも挑戦し、歌は毎日のように歌っていました。SNSで配信もしました。とにかく自分にできることをやろう、この期間にシンガーとして成長したい、と過ごしました。

 -改めてLinQに入ったきっかけは?

 ★天野 最初は姉のつながり。姉が初代リーダー(上原あさみさん)と仲が良く、私に話が来ました。ちょっとやってみようかな、と軽い気持ちで。でも入ってみると、メンバーがみんな真剣で、自分も本気になりました。ステージに立つとすごく楽しいし。あっという間に時間がたちました。

 -LinQ卒業後はソロで活動します。

 ★天野 音楽活動にはアイドルの経験も生かせてるんですけど、グループとソロは違いますね。ライブでも、自分のパフォーマンスが全て結果につながり、それが逆に、グループのときとは違う楽しさを感じます。

 -東京に拠点を移しました。

 ★天野 自分の活動をもっと広げられないか、という思いがありました。福岡にいたときも月1回は東京でのイベントに呼んでもらえて。東京って競争も激しいけれど、イベントの数がとにかく多いし、チャンスも多い。東京で音楽好きの人に福岡の魅力を知ってほしい。年を取って後悔したくないな、と昨年末に上京しました。

 -東京に行っても地元への思いは変わらないですね。

 ★天野 福岡でずっと育って、福岡が好きです。今、東京で頑張れているのは、帰る場所があるからだと感じます。帰ったら家族や友達、ファンの方々が待ってくれている。地元で支えてくれる人が自分の励みになります。

 -今後の活動は。

 ★天野 もともとLinQで芸能活動を終えようと思ってたんですけど、ソロになってから、応援してくれている人や新しい出会いも増えたので、応援を無駄にしないようにしたい。失敗を恐れずに。今後は、音楽だけでなくお芝居もできる人になりたいです。音楽とお芝居は通じるものがあり、自分そのままをぶつけたいと思っています。

 (文・根井輝雄、写真・柿森英典)

 ▼あまの・なつ 1993年8月12日生まれ、福岡市出身。2011年、アイドルグループ「LinQ」に入り、2代目リーダーに。18年6月に卒業し、ソロ活動を始める。初アルバム「Across The Great Divide」のリリースイベントが福岡市・天神であり▽20日午後1時と同4時半の2回、ミュージックプラザ インドウ(新天町)▽21日午後4時半、同▽23日午後7時、TSUTAYA天神ショッパーズ福岡(CD購入特典会のみ)▽26日午後7時、ミュージックプラザ インドウ。

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