甘み芳醇 立ち上る磯の香 長崎・壱岐のウニ加工品

西日本新聞 夕刊

 長崎県壱岐市に移住した友人からの贈り物に、こんなメッセージが添えてあった。

 「島で出会った赤木久美子さんは、16年前に生まれ故郷の壱岐に戻り、水産加工とお総菜のお店『メイリ・キッチン』を営むすてきな女性」

 「名物のウニを島外へ送りたくても、塩やアルコールの瓶詰めしかないのはもったいないと、郷土料理のうに飯が家庭でできる『うにめしの素(もと)』や、和でも洋でも使える『うにアヒージョ』(オイル漬け)を作ったそうです」

 早速ご飯を炊き、うにめしの素を1袋混ぜて蒸らす。ふわーっと立ち上る磯の香り。一口食べると芳醇(ほうじゅん)な甘みにうっとり。さらにアヒージョをトッピングすれば、とろけるおいしさに魅惑のひととき。

 赤木さんによると、ウニは近所の海女さんから直接仕入れるそう。「壱岐の海女さんは乱獲を防ぐため、50年前からあえてウエットスーツを使わず、保温性のないレオタードを着て漁を行う。3分潜っては上がるのを一潮(2時間半)繰り返し、冷えた体をたき火で温めて、もう一潮。1日に二潮、潜るんです」

 「壱岐の海ごはん」読者限定セットを作ってもらった。島を愛する海と陸の女性たちが、連携して届ける旬の味覚です。

  (フリー記者・森千鶴子)

 ▼「壱岐の海ごはん」読者限定セット 「うにめしの素」(2合分、980円)2袋と「うにアヒージョ」(50グラム、2200円)1瓶に、島の米2合のおまけ付きで5000円(税、送料込み)。メイリ・キッチンの赤木さん=090(4510)9984(午前9時~午後6時)。

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