「博多っ子を元気に」 山笠「櫛田入り」の清道旗、今年も設置へ

西日本新聞 ふくおか都市圏版 日高 三朗

 博多祇園山笠の晴れ舞台「櫛田入り」で旋回の目印となる「清道(せいどう)旗」が7月1日、昨年と同じように福岡市博多区の櫛田神社にお目見えすることになった。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、山笠行事は来年に延期されたが、阿部憲之介宮司と、江戸時代から旗を立ててきた運営組織・東流(ながれ)に入る町が「博多っ子に元気を取り戻してほしい」と例年通りの設置を決めた。

 旗の設置は1848(嘉永元)年に始まる。旗がなかった時代は櫛田入りの旋回点の場所を巡って争いが絶えなかった。そこで、東町流(東流の前身)の一つだった下東町の関係者が「旗を立てて目印にすればよい」と解決策を提案したとされる。以来170年余り、伝統が守られてきた。

 旗は長さ約6・5メートル、幅約1メートル。2000年に行われた同神社の式年遷宮に合わせて、戦後4代目となる清道旗が新調された。今月21日には、氏子青年会(堀武志会長)のメンバー約30人が土のうを積んで土台固めを行った。

 下東町の元町総代、山口浩志さん(57)は「子どもたちに旗を1周してもらい、コロナ禍で悪いことばかりの年じゃなかったと思ってほしい」。東流総務を経験した白水康信さん(79)も「子どもたちの記憶に残る場になってほしい」と願っている。 (日高三朗)

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