反物を肩で運搬する。相當重かった【軍国少年日記】

西日本新聞

七月九日(月)晴

 少々腹痛む。

 今日は特別に山本・諸藤・原口・益永の四人と原料倉庫にまはされた。反物(地下足袋等に用ひる布)を肩で運搬する。そうとう重かった。けれども、ロール工場よりは、ずっとひまがあった。足袋のこはぜを少し持って帰る(幹部の許しあり)。

 朝飯は腹痛のため、ほとんど食はず。

 十二時警戒警報

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【注釈】▽足袋のこはぜ…足袋の踵部分を合わせて留めるための半円形の金属片

▽腹痛…竹村さんは70歳の頃、胃腸科の医師に「あなたのような年齢の人は生の井戸水を飲んで育ち、その後も川の水を直接飲むことがあったはずだから、胃の中にピロリ菌が繁殖しているはず」と言われ、5日間ほど通院して治癒したことがある。工場動員で腹痛による欠席者が異常に多かったことを思い出したという

 ※福岡県久留米市出身の竹村逸彦さん(89)が14歳だった1945年に書いた「軍国少年日記」を、できるだけ原文のまま掲載しています

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