枝豆収穫祭を7月開催 立ち飲みコーナー、密を避け 大刀洗町

西日本新聞 筑後版 濵田 耕治

 新型コロナウイルスのため夏のイベント中止が相次ぐ中、福岡県大刀洗町は7月23、24日に「枝豆収穫祭」を開く方針を決めた。ビールと地元の枝豆を楽しむ人気行事は、ウィズコロナ時代の「新しい生活様式」に基づき内容を見直す。立ち飲みコーナーでは距離を保ち、30分おきの消毒、長居しないなどのルールを設ける。関係者は「思考停止しない」を合言葉に、新たな町活性化策を模索している。

 「やめるのは簡単だけど誰かが新しい形を考えないと。町からそれを発信したいのです」。今月22日、町内の飲食9業者が集まった役場会議室で、村田まみ地域振興課長が呼び掛けた。

 枝豆収穫祭は今年で5回目。ゆでたて枝豆を無料提供し、1日2千人前後が町内外から訪れる「夏祭り」として定着した。今夏はコロナ禍で催し中止が相次いでいるため、開催を不安視する声も出ていた。

 町は5月から数十回の会議を重ね(1)十分な間隔を確保できれば5千人以下の屋外イベントは国の指針でも制限はない(2)町内飲食店を応援する必要がある-などを理由に「町民をターゲットに1日500人~千人規模に縮小し、密を避ければ開催可能」と判断した。

 対策はユニークだ。今年は立ち飲みコーナーだけを設けて「ちょっとステイ」を提唱する。会場で配るうちわにはルールを記載し、飛沫防止にも使ってもらう。「長さ2メートルの枝豆型の棒を持って職員が巡回し、楽しくソーシャルディスタンスを促す」と担当者。

 飲酒しない人は、ドライブスルー方式で枝豆「ゆかた娘」を買える。約10の飲食店ブースには持ち帰りメニューも。入場時には名前と連絡先の提出を求め、会場全体の人数が325人を超えた場合は、密を避けるため入場制限する。

 出店する「餃子菜館」経営の矢ケ部政則さん(54)は「4、5月は売り上げが前年比で8割減った。各自治体が様子見の中、開催に踏み切ってくれるのはありがたい。小さい町だからできる挑戦だ」と評価する。

 会場は大刀洗町冨多の町役場駐車場。開催は7月23、24日とも午前11時~午後4時。 (浜田耕治)

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