小惑星に中村哲医師の名 支援団体が提案、発見者「未来永劫残る」

西日本新聞 中野 慧

 昨年12月にアフガニスタンで凶弾に倒れた故中村哲医師の名前を冠した小惑星「Nakamuratetsu」が誕生した。中村さんの活動を応援する「ビエラの会」(山口県宇部市)が提案した。代表の湊典子さん(74)は「中村先生が空の上から、日本とアフガニスタン両国を見守ってくださっていると思うと心強い」と喜んでいる。

 米国の国際天文学連合小惑星センターが、今月3日に命名を発表した。小惑星は太陽系にあり、1996年に北海道の天文家渡辺和郎さん(65)らが発見し、「19314」の確定番号が付いた。2月ごろ、湊さんの知人を通じて命名権を持つ渡辺さんに話が持ち掛けられ、センターに申請していた。

 小惑星は、火星と木星の軌道の間に50万個以上が存在する。「(19314)Nakamuratetsu」は肉眼では見えないが、推定直径は約6キロ。円(  えん)軌道で、太陽の周りを約4年半かけて1周しているという。

 渡辺さんは「星の名前は未来劫(えい  ごう)残る。素晴らしい行いをされた方の名前が付き、発見者利(みょう  り)に尽きる」と力を込める。湊さんは中村さんの座右の銘に触れて「中村先生自ら、『一隅を照らす』星になってくださった」と話している。 (中野慧)

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