ラグビーW杯、福岡の経済効果は154億円 インバウンドが押し上げ

西日本新聞 ふくおか版 郷 達也

 昨秋のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で、3試合が開催された福岡県内の経済波及効果は154億円に上った。日本ラグビー協会が公表したリポートによると、アジアや欧州など幅広い地域からの訪日外国人客(インバウンド)が、長期滞在や飲食などの消費で経済効果を押し上げた。

 全国の経済波及効果は過去最大の6464億円。計10試合が行われた福岡、熊本、大分の九州3県では計482億円だった。

 開催準備期間から大会期間中の国内外客による消費など、新規需要に当てられた国内商品、サービス生産額を示す「直接効果」は、福岡県は98億8千万円。内訳は、インフラ整備・大会運営費が40億2千万円▽宿泊が20億円▽飲食が16億4千万円▽交通が5億9千万円▽買い物が1億9千万円▽娯楽などサービスが14億4千万円-だった。

 県内のチケット販売枚数は5万2952枚で、うち、海外が26%、県内が56%、県外が18%だった。全国のチケット販売総数約172万枚のうち、訪日客が約49万枚(28%)を購入しており、訪日客の入国都市は東京76%、大阪9%に次いで、福岡が5%だった。

 パブリックビューイングなどを楽しむ公式ファンゾーンは、県内ではJR博多駅前広場に設置され、4万3384人が入場、売上額は1420万2170円だった。

 県スポーツ企画課の担当者は「たくさんのインバウンド客に福岡の良さを知ってもらえた。地域ぐるみ、官民一体で大会盛り上げに取り組んだ成果だ」と分析。「昨年の盛り上がりをレガシー(遺産)として生かし、地域の活性化や、ラグビーの普及強化に取り組んでいきたい」と話している。 (郷達也)

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