マスク姿で核廃絶訴え 平和大行進、長崎を出発

西日本新聞 長崎・佐世保版 西田 昌矢

 核兵器廃絶を訴えながら全国各地から広島市の平和記念公園を目指して歩く「国民平和大行進」の出発式が28日、長崎市松山町の爆心地公園であり、県内での行進がスタートした。被爆者ら約100人が参加し、「核兵器のない世界を」などと書かれた横断幕やのぼりを手にマスク姿で市中心部を練り歩いた。

 今年は新型コロナウイルスの影響で核拡散防止条約(NPT)再検討会議が延期され、原水爆禁止世界大会もオンライン上での開催となった。1958年に始まった国民平和大行進も一部区間で行進を省略。感染防止のため参加者はマスクを着用し、間隔を空けて実施した。

 原水爆禁止県協議会などでつくる県実行委員会主催の出発式では、里正善実行委員長(67)があいさつ。コロナ禍による行事の中止や延期について嘆く一方で「核兵器よりも医療、福祉に予算を回すべきという意識が世界中で高まっている」と期待を込めた。

 29日以降は県内各地で行進したり、集会を開いたりしながら北上し、7月5日に佐世保市三川内町で佐賀県の参加者に引き継ぐ。広島市への到着は8月4日を目指している。 (西田昌矢)

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