全初産婦を専門職が訪問 古賀市で事業スタート

西日本新聞 ふくおか版 今井 知可子

コロナ禍で不安増大 出産前から寄り添い

 福岡県古賀市は初産を迎える全妊婦を専門職が事前訪問する事業「くるサポ訪問」を開始した。4月スタートの予定が新型コロナによる外出自粛の影響で5月半ばにずれ込んだ。妊婦教室が中止になって出産について学ぶ機会がなくなり、不安を募らせる妊婦もいる。訪問スタッフは「産前に顔見知りになることで、産後のSOSを出しやすくなるのでは」と、一人一人の悩みに耳を傾ける。

 くるサポ訪問は同市子育て世代包括支援センター「くるくる」の助産師、保健師、管理栄養士など専門職が2人一組で行う。これまで実施していた産後の「赤ちゃん訪問」を産前にも拡大することで、初めての育児に戸惑う母親がいつでも相談しやすい雰囲気づくりをする。

 緊急事態宣言が出た4月は、電話でのサポートを開始。「県境を越えた移動ができず里帰り出産ができない」「手伝いに来てくれるはずだった母が来られない」など初めての出産に加え、新型コロナの影響で不安を増幅させる妊婦もいる。

 同センターは、陣痛が来た際にすることをチェックする「あわてないリスト」や、産後の母子ケアに対応できる市内ヘルパー事業所の一覧表を新たに作成。訪問の際、協賛企業からの赤ちゃんグッズや手作り雑貨と一緒に手渡し、「生まれたらまた会いましょうね」と励ましている。 (今井知可子)

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