釜山の「少女像」半恒久的に? 市議会が道路占有料を無償化

西日本新聞 金田 達依

 【釜山・金田達依】韓国釜山市東区の在釜山日本総領事館そばに置かれた元従軍慰安婦を象徴する少女像を巡り、釜山市議会は29日、設置に必要な道路占有料を全額免除する規定を新設する条例改正案を可決した。像は複数の市民団体によって設置されており、経済的負担がなくなることで半恒久的に設置が続く可能性が出てきた。

 少女像は2016年末に設置。道路を不法占有する状態が続いたが、市議会は19年9月に設置を合法とする条例改正案を可決した。同市東区は占有料(年間約7万円)の支払いを求めたが、市民団体側は支払いを免れるため、設置の申請手続きをしてこなかった。

 条例改正案は、市政与党「共に民主党」の市議が提出。道路に設置された「慰安婦被害者の記念造形物にかかる占有料」を全額免除する。釜山日報によると、提案者の市議は「少女像を安定的に管理できるようになる」と話したという。

 像を設置した市民団体の一つはインターネット上で「少女像合法化のための条例改正を歓迎する。実際の管理に関して釜山市と議論する」とコメントを発表。日本の外交筋は「元徴用工問題を巡って今夏に大きな動きが見込まれる中、両国関係にプラスにならない」と韓国政府や釜山市に改善を求める姿勢を示した。

PR

国際 アクセスランキング

PR

注目のテーマ