レジ袋有料化、九州の小売りでも 衛生面考慮、無料継続も

西日本新聞 総合面 仲山 美葵

 九州でも7月1日からスーパーやコンビニ、百貨店などさまざまな店でレジ袋が有料になる。一方、外食大手では有料化対象外の袋に切り替え、無料提供を続ける動きも目立つ。

 福岡県内を中心に展開する西鉄ストア(同県筑紫野市)は1日からレジ袋の大を5円、小を3円で販売する。岩田屋三越(福岡市)やベスト電器(同)は紙袋も含め有料化。コンビニ大手3社も1日から1枚3~5円にする。

 スーパーなどでは既に有料化が進んでいる。商業施設「ゆめタウン」などを運営するイズミ(広島市)は約8割の店舗で食品売り場のレジ袋を有料にしているが、1日からは全店、全ての売り場で有料化する。

 流通各社は有料化の一方で、紙袋や「バイオマス素材25%以上」といった素材への切り替えも進める。環境負荷が小さいこれらの素材は無料配布もできるが、イズミの担当者は「有料の店ではほぼ全店でレジ袋の辞退率が80%を超えており、有料化によるごみ削減効果は大きいと判断した」と説明する。

 一方、弁当店「ほっともっと」を運営するプレナス(福岡市)や、持ち帰りに対応するリンガーハット(長崎市)、ジョイフル(大分市)などは無料提供を続ける。

 プレナスは「調理したての弁当を袋に入れると湯気などで汚れる可能性もあり、衛生面を考慮した」。リンガーハットも衛生面や利便性に配慮したとする。ジョイフルは「袋を無料にし、少しでも買いやすい価格で提供したい」としている。

 福岡市の雑貨店「天神ロフト」では、6月1~25日の「エコバッグ」の売上高が前年同期比で5割増。小さめの袋が売れているといい、担当者は購入点数の少ないコンビニの有料化などが影響しているとみている。

(仲山美葵)

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