平筑鉄道、3年連続赤字 西日本豪雨の復旧費が重荷に

西日本新聞 筑豊版 坂本 公司

 平成筑豊鉄道(福岡県福智町)が29日発表した2019年度決算は、純損益が2828万円の赤字だった。赤字は3年連続。前年度(4451万円)より縮小したものの、累積赤字は2億1665万円となった。

 18年夏に発生した西日本豪雨による被災区間の復旧費の繰り越し分(約1億9千万円)が重荷となった。

 運賃収入は、前年度比10・3%増の3億1100万円だった。昨年3月導入のレストラン列車「ことこと列車」の平均乗車率が8割と好調だったこともあり、門司港レトロ観光線を除いた旅客数は151万人まで回復(前年度は149万人)。ただ、新型コロナウイルス感染症による外出自粛や休校の影響で、今年3月の運賃収入は前年同月比13・6%減と大幅に落ち込んだ。

 同社は29日の株主総会と取締役会で、河合賢一社長(49)が再任するなどの役員人事を決定。記者会見した河合社長は、19年度について「新型コロナが本格化しだした年度末から大変環境が厳しくなった」と指摘。20年度も、ことこと列車が4月から運休するなど新型コロナの影響が続くことから「まずは沿線住民など近い関係の人々に利用を働き掛けたい」と述べ、7月23日に運行再開する同列車を地元にアピールする方針を示した。

(坂本公司)

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