学費負担が重くて…

西日本新聞 ふくおか都市圏版 石田 剛

 学費負担が重くて大学進学をあきらめる。家計が厳しくてアルバイトをするために勉学の時間を削る。そんな経済的な理由で悩む学生を減らそうと、福岡市の公益財団法人「石井育英会」は返済不要の奨学金を設けている。在学期間中、月額5万円。これまで35人に給付している▼財団は2016年、不動産会社などを経営していた石井和俊さんが私費を投じて設立した。国は本年度、大学生などに給付型奨学金や学費の減免を行う制度を始めたが、対象は限られる。門戸が広い財団の意義は大きいと思う▼自分が若い頃の苦労を踏まえ「志ある若者を応援するのが上の世代の役目」とよく語っていた石井さん。6月12日、病気のため72歳で亡くなった。楽しみにしていた奨学生たちの成長を、引き続き見守ってください。 (石田剛)

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