島の女将が手塩にかけ 長崎・壱岐の梅干し

西日本新聞 夕刊

 「ようやく収穫が終わったよ。今年もマスカットのごと、たくさんなりました」。電話の向こうの元気な声は、長崎県壱岐市湯ノ本温泉の宿「平山旅館」の女将(おかみ)、平山宏美さん(72)だ。

 収穫したのは、梅干し用の南高梅。20年前、梅の産地、大分県日田市大山町から80本もの苗木を取り寄せた。

 平山さんが、梅園を開こうと思い立ったのは、ちょうどそのころ、島の土産物になればと開発した「鯛(たい)茶漬け」の味のアクセントに、梅肉を使っていたから。農業の経験は全くなかったが、「私は福岡・田川出身の川筋育ち。思い立ったら即実行」。

 「できたしこでいいから安心して食べられる品を」と農薬は一切使わず、ウニの殻や打ち寄せられた海藻、湯ノ本温泉の源泉に沈殿するミネラル成分などを混ぜ、30アールの梅園の土作り。授粉は夫が飼うニホンミツバチが行うそう。

 今まさに梅を漬け込み中。シソも自家製で、自然塩のみで漬ける昔ながらの製法を守る。売り切れることもあるので、読者限定でお得な予約枠を設けてもらった。600グラム3千円(税、送料込み)で漬け上がる秋に発送する。島の恵みいっぱいの梅干し、早速、私も注文しました。

 (フリー記者 森千鶴子)

 ▼平山旅館の梅干し 通常価格は100グラム355円。読者限定セットは200グラム入りパック三つに、ドライフルーツの小袋付き。9月ごろ発送。平山旅館壱岐もの屋=0920(43)0969(平日午前9時~午後1時)。ファクス=0920(43)0982(24時間受け付け)。

PR

くらし アクセスランキング

PR

注目のテーマ