佐賀県有明海漁協、新組合長に西久保氏 「みんなで決める」

西日本新聞 佐賀版

 佐賀県有明海漁協は30日、新組合長に東与賀町支所運営委員長の西久保敏氏(63)を選出した。前任の徳永重昭氏(72)が定年退職した6月26日からトップ不在の異例の事態が続いていた。漁協が直面する陸上自衛隊オスプレイ佐賀空港配備計画で、防衛省と県が期待する新体制発足後の議論について西久保氏は「みんなで今後、決める」と述べるにとどめた。任期は3年。

 組合長には、オスプレイ配備予定地の地権者が最も多い南川副支所運営委員長の田中浩人氏も意欲を見せていた。26日と29日にも理事会で協議したが、決定には至らなかった。

 記者会見した西久保氏は選出に時間を要した理由を「(理事会での選挙は)しこりが残るからできない。腹を割って話し合った」と説明した。この日は理事以外の支所トップからも意見を集約。早期決着を望む声が多かったという。

 関係者によると12日に事前協議があり、いったんは西久保氏に内定していた。その後は協議が難航したが、最終的にはこの点が決め手になったという。

 西久保氏はオスプレイ配備計画について「私が賛成、反対で決める問題ではない」と強調。長年懸案の有明海再生問題もあるとして「漁協全体のことを考え、皆で決めたい」と抱負を述べた。

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