「地元の力に」福岡拠点の画家、コロナ対策基金に売り上げ寄付

西日本新聞 ふくおか都市圏版 黒石 規之

 福岡市を拠点に活動する画家のKYNE(キネ)さんが、新型コロナウイルス対策支援のためにシルクスクリーン30枚を特別制作し、売上金120万円を同市の医療・介護従事者等応援基金(通称ありがとう基金)に全額寄付した。キネさんは「先が見えない中で地元のために力になりたい」と話している。

 キネさんは福岡市出身で1988年生まれ。80年代のアイドルやファッションなどの文化に強く影響を受け、当時の面影が漂う美女を描いている。女性が醸し出すミステリアスな雰囲気が特長で、近年は海外からも注目が集まっている。

 今年1月には海外で初めての個展を台湾で開催。3月には中国・香港の展覧会に出品予定だったが、新型コロナで延期になった。

 寄付は、新型コロナの影響が幅広い分野に及ぶ中、「自分が今できることをしたい」と思い立った。手掛けた作品名は「Consider Others(ほかの人を思いやる)」。キネさんならではのタッチで、医療従事者などへ感謝の気持ちを込めた。

 作品は5月下旬に公式ホームページを通じて1枚4万円で抽選販売。限定30枚に2日間で約1万9千件(倍率約630倍)の応募があったという。これまでの作品は国内外で評価が上昇中で、オークションなどで高値で取引されていることも影響したとみられる。

 キネさんは「これからも地元の福岡を拠点にしながら世界にも活動を広げていきたい」と話した。 (黒石規之)

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