「恐ろしいが…」刺傷被害者の親族、心境変化語る 工藤会トップ裁判

西日本新聞 社会面

 特定危険指定暴力団工藤会が関与したとされる市民襲撃4事件で、組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)などの罪に問われた同会トップで総裁の野村悟被告(73)とナンバー2の会長田上不美夫被告(64)の第47回公判が30日、福岡地裁(足立勉裁判長)であった。歯科医師刺傷事件(2014年5月)の被害者の親族男性=傷害罪で公判中=が出廷し、工藤会が事件に関与したとうかがわせる証言に至った経緯を述べた。

 証言によると、男性は事件の発生直後に「(警察から)心当たりはないかと聞かれたが、一切分からないと答えた」と説明。一方、15年1月の男性の供述調書には、事件の約3カ月前に田上被告が漁協に関する利権に関心を示し、事件を示唆する発言をしていたと記載されていた。

 その間の心境の変化を問われた男性は「工藤会は恐ろしい組織だが、(親交のある)被害者の父親が落ち込んで悲しそうな姿を見るのが嫌になった」と証言。「警察に自分が知っていることを言わなければいけないと思った」と話した。

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