「甲子園の土踏ませたい」独自大会優勝校招待へ 熊本の元球児ら計画

西日本新聞 社会面 浜口 妙華

 高校野球ファンに語り継がれる1996年夏の甲子園決勝で“奇跡のバックホーム”に生還を阻まれた熊本工の三塁走者だった星子崇さん(41)らが、新型コロナウイルスの影響で中止された全国高校野球選手権熊本大会に代わる独自大会で、優勝校の3年生を甲子園へ招待する企画を立ち上げた。1日から協賛金を募っている。星子さんは「甲子園の土を踏むだけで大きな感動がある。少しでも球児に希望を与えたい」と話す。

 星子さんは松山商(愛媛)との決勝で、サヨナラ生還を逃し、延長11回の末に敗北した。「もっと早く走れたのではないか」といった周囲からの心ない言葉で傷ついたこともあったが、大好きな野球を続け社会人野球へ。引退後、飲食店店員などを経て2014年に熊本市で野球バー「たっちあっぷ」を開店、野球ファンが足しげく通う人気店になった。しかし16年の熊本地震で入店するビルが被害を受けて店を移転。今回の新型コロナでは、3月末から休業を余儀なくされた。

協賛金を募集

 6月中旬、独自大会の開催が決まると、熊本県の高校野球関係者やファンなど6人で「熊本高校野球有志会」を結成し、人脈を生かして企画の実現に奮闘してきた。2泊3日で3年生全員を招待する計画で、甲子園で記念写真を撮るなどし、県代表が例年使用するホテルに宿泊。甲子園ではないものの、他校との練習試合も検討している。

 独自大会は5日に開幕。星子さんの店も1日に営業を再開した。「これからの人生苦しいことはたくさんある。それらに立ち向かえるよう、球児の花道になれば」とエールを送る。

 協賛金は1口1000円から。たっちあっぷ=096(355)1281(午後8時から)。 (浜口妙華)

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