冷凍セットで焼きカレーを全国へ 観光落ち込む門司港レトロの店舗

西日本新聞 北九州版 竹次 稔

 門司港レトロ地区(門司区)の焼きカレー店が、カレーをまるごと冷凍した限定セットの販売を今月から始めた。官営八幡製鉄所の関連施設が「明治日本の産業革命遺産」の一つとして、世界文化遺産に登録されてちょうど5年。それにちなみ、セットは「漆黒の黒鉄(くろがね)焼きカレー」など4種類。新型コロナウイルス感染拡大の影響で来店客数は戻っておらず、同店は「門司港の魅力を送り届けたい」と意気込んでいる。

 店はJR門司港駅の真横にある「プリンセスピピ門司港」。北九州市で新型コロナの感染者が増え始めた4月上旬から客数は大きく落ち込んだ。それ以前から、冷凍セットの販売を手掛けていたが、同月中旬から会員制交流サイト(SNS)で窮状を訴えて支援を求めたところ、約500セット(約2千食)の注文が遠くは北海道からも舞い込んだ。

 その対応がようやく終わりかけた5月末、同市で再び感染が拡大。現在も門司港レトロに観光客は戻っていない。同店の岡嵜孝和代表(44)は「それなら名物の焼きカレーを全国に再び届けよう」と新たなメニューを考えた。イカスミを使って鉄をイメージした黒鉄カレーのほか、ピリ辛の「燃える溶鉱炉焼きカレー」など4種類を用意。限定100セットを販売予定だ。電子レンジで7分ほど温めるだけで食べられる。

 1セット4980円(税、送料込み)。問い合わせは同店=093(321)0303。 (竹次稔)

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