2017年7月の九州豪雨で大きな被害を受けた福岡県朝倉市…

西日本新聞 社会面

 2017年7月の九州豪雨で大きな被害を受けた福岡県朝倉市。その山間部に住む知人から、梅の収穫に誘われ、先日、子どもたちを連れて3家族で参加した。袋いっぱいに収穫後、神社の境内で、地元の人たちが用意してくれた昼食を一緒にいただいた。

 テーブルには採れたての野菜や煮物、手作りの甘酒が所狭しと並び、食後はスイカ割りを楽しんだ。走り回ってはしゃぐ子どもと大人たちの笑い声が境内に響くと、「子どもの姿を見るだけで、ごはんがおいしかねぇ」と地元の女性が目を細めていた。その地域は市内でも高齢化率が高く、水害後は住民が半数近くにまで減っているという。河川工事などが続き、復興まではまだ道半ばだ。

 あの豪雨から5日で3年。4日には熊本県の球磨川が記録的な大雨で氾濫。濁流が集落に流れ込み、安否不明者が相次いだ。「もうやめてくれ…」。祈るような気持ちで空を見上げた。 (佐藤桂一)

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