宮崎、鹿児島で猛烈な雨 土砂崩れ、川の氾濫も 九州7日にかけ警戒を

西日本新聞 宮崎 拓朗 本田 彩子 斉藤 幸奈

 停滞する梅雨前線の影響で九州地方は6日午前、広い範囲で雨が降った。宮崎、鹿児島県の一部では、1時間に100ミリを超える猛烈な雨となり、土砂崩れや川の氾濫が発生。前線は7日にかけて九州北部付近に停滞する見込みで、気象庁は河川の増水や土砂災害への警戒を呼び掛けている。

 宮崎県によると、日南市と都城市では土砂崩れなどが発生した影響で国道222号が通行止めとなった。串間市によると、市内を流れる本城川が氾濫。避難所5カ所に約20人が避難しているという。

 鹿児島県出水市の高尾野ダムでは水位が上昇したため、午前7時ごろから下流の高尾野川に緊急放流を実施。また伊佐市の山野川が氾濫した。

 気象庁によると、串間市では午前7時10分までの1時間に120ミリが降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」を発表。鹿児島県でも1時間の最大雨量が鹿屋市で109・5ミリ、志布志市で88ミリとなり、いずれも観測史上最大となった。このほか6日午前11時半現在、福岡県柳川市で53・5ミリ、熊本県人吉市で37・5ミリを観測した。

 気象庁は、鹿児島県の万之瀬川、肝属川、宮崎県の酒谷川などで氾濫危険情報を発表。福岡、熊本、宮崎、鹿児島各県の広い範囲に土砂災害警戒情報を出した。

 6日午前11時現在、鹿児島、宮崎両県の6市町で、計2万4637世帯、4万9385人に避難指示が出された。

 九州自動車道は、八代-えびの間などが通行止めになった。JR九州は、九州新幹線の熊本-鹿児島中央間で終日運休を決めた。鹿児島線など在来線も一部で運休。西日本鉄道によると、高速バスは福岡-宮崎間、福岡-鹿児島間で全便を運休した。

 気象庁によると、梅雨前線は6日夜にかけて対馬海峡まで北上し、7日も停滞。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、九州は非常に激しい雨が降る恐れがある。7日午前6時までの予想雨量は、多い所で九州北部250ミリ、九州南部180ミリ。特に熊本県では、地盤が緩んだり河川が増水したりしている場所があるため、厳重な警戒を呼び掛けている。

 福岡県は6日朝、災害警戒本部を設置した。(宮崎拓朗、本田彩子、斉藤幸奈)

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