嬉野と白石全域に避難指示 記録的大雨、佐賀市川副で6時間152ミリ

西日本新聞 佐賀版

 佐賀県内は6日、梅雨前線の影響で激しい雨に見舞われ、佐賀、武雄、鹿島、嬉野の各市と白石、太良町に大雨特別警報が出された。鹿島市と嬉野市では記録的短時間大雨情報が出され、鉄道の運休や遅れなど交通にも影響した。

 気象庁によると同日夕までに佐賀市・川副54・0ミリ、伊万里市53・5ミリ、鳥栖市50・0ミリ、嬉野市45・5ミリなどの1時間雨量を観測。佐賀市川副では6時間雨量は152・0ミリに達し、7月の観測史上最大値を記録した。

 県によると嬉野市と白石町の全域に避難指示、佐賀市、武雄市、鹿島市、太良町、江北町、みやき町の全域に避難勧告が出された。ほかにも鳥栖市などで一部に避難勧告が出された。避難者は6日午後4時15分時点で鳥栖市や伊万里市など7市町で47世帯65人。人的被害は報告されていない。

 県内の交通機関もダイヤが乱れた。JR長崎線や唐津線では運休や遅延が発生。松浦鉄道は全線で運転を見合わせ、7日も始発から運休する。長崎自動車道は鳥栖ジャンクション-東脊振インターで上下線とも通行止めになった。

 嬉野町吉田地区では裏山の土砂が民家に流入、けが人はなかった。市内ではほかにも小規模な土砂崩れが複数箇所で発生した。

 鹿島市でも土砂崩れが起き、七浦地区で民家の床下浸水被害もあった。

 県内各地では道路の冠水も相次いだ。佐賀市の高木瀬公民館近くでは、道路と水路の境目が分からなくなるほどで、近くの住民女性(32)は「子どもも通るので危ない。こんなになるなんて」と話していた。

 県教育委員会によると、県内の小中学校や高校の多くが下校時間を早めて児童生徒を帰宅させた。

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