福岡・添田町で記録的大雨 避難所は感染防止に躍起

西日本新聞 筑豊版 丸田 みずほ 福田 直正 坂本 公司

嘉麻市の県道寸断、応急工事

 九州北部は7日も大雨となり、福岡県・筑豊地区では、添田町英彦山で同日午後6時までの48時間雨量が観測史上最大の489ミリを記録した。町は避難所を開設し、住民の間で新型コロナウイルスが感染する恐れがないよう対策を取った。8日も明け方まで激しい雨が降る見込み。

 添田町庄の避難所「オークホール」では5室が開放された。住民は手指の消毒と検温の後、自由に部屋を選んだ。これまでの災害では1部屋が満室になってから別の部屋を開けていたが、町は室内での密集、密接を防ぐため多くの部屋を開けた。5室のうち1部屋は、多くの人が使うことを想定し、グループごとのソーシャルディスタンスを確保するため、間仕切りとして机を配置した。

 町社会教育課の岩崎竜己課長は「避難所で感染者を出すわけにはいかず、対策を徹底した」。同町添田の女性(83)は携帯用の消毒液と数日分の使い捨てマスクを持参した。「川の水位が上がるのを見て避難せざるを得なかった。町のコロナ対策はありがたいが、自分でも気を付ける」

 6日に陥没した嘉麻市嘉穂才田の県道千手稲築線では、そばを流れる千手川の水でえぐられた歩道下の空洞を土のうで埋める応急工事が7日朝から行われた。道路は全面通行止めが続いており、県飯塚県土整備事務所によると同日午後4時現在で解除のめどは立っていない。近くの坂口隆文さん(80)は千手川を見て「こんな濁流は初めて見た。普段は穏やかな川で、夏は子どもの泳ぎ場になっているのに」と声を落とした。

 平成筑豊鉄道は、7日朝から田川線の田川伊田(田川市)-犀川(みやこ町)間を運休した。8日も始発から同区間の運転を見合わせ、点検で異常がなければ運行を再開する。

 福岡管区気象台によると県内は8日も梅雨前線の影響で明け方まで雷を伴い非常に激しく雨が降る所があるが、次第に曇りとなる見込み。

(丸田みずほ、福田直正、坂本公司)

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