【動画あり】大分川氾濫、5人不明 久留米・城島は全域が冠水 九州大雨被害続く

西日本新聞

 梅雨前線の影響で、九州は7日夜から8日朝にかけても猛烈な雨が降り、大分県内で河川の氾濫が相次ぎ、同県由布市で5人が行方不明となった。福岡県久留米市では城島町一帯が冠水。総務省消防庁によると8日午前5時半現在、福岡、長崎、熊本、大分、鹿児島県の56万2647世帯122万1324人に避難指示が出ている。

広範囲が冠水している福岡県久留米市城島町=8日午前

 気象庁によると、大分県竹田市と豊後大野市、熊本県高森町で8日未明に1時間の雨量が100ミリを超えたとみられ、「記録的短時間大雨情報」が出された。7日夜から8日未明にかけて1時間雨量は、鹿児島県鹿屋市81ミリ▽大分県日田市40ミリ▽同県由布市54ミリ▽久留米市24ミリ-など。

 国土交通省は8日午前0時40分に、大分県由布市の大分川が氾濫したと発表。同県によると、大分川支流近くで午前0時すぎ、避難しようとしていた4人乗りの車が流されたとの119番があり、警察などが現在捜索に当たっている。

 同市挾間町でも1人が行方不明になっている。県などによると、7日夜に車で外出した40代男性が行方不明となっており、大雨による川の氾濫に巻き込まれたとみられている。

 同県竹田市直入町では午前5時20分ごろ、民家の裏山が崩れたと近隣住民から119番があった。土砂が民家に流入し、80代のきょうだいが一時閉じ込められたが、約2時間後に2人とも救出された。

 7日に筑後川が氾濫した日田市では、8日未明に同じ箇所が氾濫し、市営住宅などが浸水した。

 県内では8日午前7時現在、住宅被害6件、土砂崩れ4件が発生し、日田市などで約4700戸で停電している。日田市などで54世帯129人が孤立状態にあるという。

 一方、久留米市では7日夜から筑後川支流の複数箇所で水があふれ、城島町の住宅地や田園地帯一帯が水に漬かった。市によると、筑後川の水位が高くなったため、支流で内水氾濫が起きたとみられる。市内では8日午前9時現在、計304世帯674人が避難している。

 福岡市内では崖崩れが11件発生しているが、人的被害は確認されていない。

 九州自動車道では南関-植木で通行止めが続いた。JR九州によると、九州新幹線の熊本-鹿児島中央は本数を減らして運行。久大線の久留米-日田などは始発から運転を見合わせた。西日本鉄道天神大牟田線の西鉄柳川-大牟田、甘木線全線も始発から運休した。

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