コロナに負けるな、恩師がエール 古賀市の高校生にメッセージ集

 「今、置かれている環境で最善をつくしてください」「疲れたときには休んで良いです」「いつも想っています」-。福岡県古賀市の全高校生に中学の担任教諭らからの応援メッセージを集めたリーフレットが届いた。作成したのは同市役所で特別定額給付金業務を担当した職員たち。疲れのピークだった5月末、申請書に添えられた市民の応援メッセージに癒やされたことから、「誰かを応援する心をつなぎたい」と企画した。

 同市の新型コロナウイルス対策係は5月20日に6人態勢で発足。新型コロナの影響でどんな対策が必要なのか、部署を越えて提案する業務に取り組む。特別定額給付金の申請書送付や受理、電話対応も担った。特にオンライン申請が分かりづらく、市民のいら立った声を聞く日が続いた。週末も遅くまで帰れず、「疲れがたまってみんな下を向いていた」と同係の飯尾幸恵さん(40)は振り返る。

 返送されてくる申請書に時折、メッセージが添えられているのに気付いたのはその頃。電話対応をした市民から「遅くまでお仕事されていて驚きました」「心より感謝いたします」。イラストが添えられた文面もあり、「応援してくれる人がいるんだと、とてもありがたかった」と石井瑛美さん(33)。

 定額給付金のピークは過ぎ、6月から生活に困窮する世帯の高校生等支援事業に取り組んだ。支援対象外も含めて市内1667世帯の全高校生に申請書を送る。そこで職員が提案した。「せっかくの機会だから励ましのメッセージを添えられないか」

 生徒たちが卒業した市内3中学校と特別支援学校中学部を訪ね、生徒への一言を教諭に依頼。集まった61のメッセージを編集して申請書に同封した。「子どもが登校するギリギリまでメッセージを読んでました」と保護者から電話も来た。

 「新型コロナという未知の事態の中で、誰かを応援できる職員になれたら」と模索を続けている。 (今井知可子)

関連記事

福岡県の天気予報

PR

緑のコンサート

  • 2021年12月3日(金)
  • 福岡市健康づくりサポートセンター あいれふホール

PR