豪雨発生1週間 九州7県の死者65人に 不明12人、心肺停止1人

西日本新聞

被災地に再び降雨 ボランティア中止

 熊本県南部を中心に九州全域に甚大な被害をもたらした記録的豪雨の発生から11日で1週間がたった。再び強い雨に見舞われた球磨川流域では一時避難が呼び掛けられ、ボランティアの受け入れも中止に。一方、仮設住宅の建設が始まり、同県人吉市では大規模なごみの回収も進むなど、復旧への動きも出始めている。

 一連の豪雨による熊本県の死者は61人。内訳は球磨村23人▽人吉市19人▽芦北町10人▽八代市4人▽山鹿市2人▽津奈木町2人▽住所不明1人。県によると、八代市の死者に計上していた2人が球磨村在住と判明した。新たに津奈木町で男性1人の死亡を確認。八代市の海上で心肺停止の男性1人が見つかった。

 九州7県の死者は65人、行方不明12人、心肺停止1人。長崎県対馬市で行方不明だった男性が見つかり、死亡が確認された。

 熊本県によると、県内の家屋被害は10日時点で全壊361棟、半壊14棟、床上・床下浸水は6777棟。水田への土砂流入や冠水、山崩れなど農林水産関係への被害は少なくとも約115億円に上るという。

仮設住宅は建設着手、大型ごみも回収

 同県球磨村では雨の中、軽トラックに乗った若い男性が「早く高台へ」と大声で避難を呼び掛けた。人吉市でも消防団が「球磨川が午前9時に氾濫危険水位に到達する見込み。避難してください」と訴えた。

 同市には10日に受け入れが始まったばかりの災害ボランティアとして、早朝から約30人が訪れたが活動は中止に。同県多良木町の田籠静男さん(73)は「明日も来ます」と残念がった。

 熊本県は人吉市で15戸、山江村で25戸の仮設住宅の建設に着手。人吉市中心部では、市や県、自衛隊などが道路沿いに出された大型ごみを回収した。

 気象庁によると、九州北部地方はこれまでの雨で広い範囲で地盤が緩んでおり、少しの雨でも土砂災害などに厳重に警戒するよう呼び掛けている。

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