「私、紙の新聞ってなくならないと思うのよね」…

西日本新聞 社会面 丸野 崇興

 「私、紙の新聞ってなくならないと思うのよね」

 大学4年のとき、就職活動中に知り合った年配の女性から、そう言われたことがある。「文字を読む時、パソコンより目が疲れにくい」という理由だったと思う。

 そんな二十数年前の記憶がよみがえったきっかけは、先日受けた会社の健康診断。視力検査で「右0・2、左0・3」と告げられた。

 自覚はあった。ここ半年で、以前はよく見えていた遠くの景色が見にくく感じる。最近は数メートル先の時計の文字盤もにじんで見える。パソコンのモニター画面を見つめて原稿をチェックし、スマートフォンのメールで記者たちと連絡を取り合う日々で、目を酷使しているのだろう。

 入社以来、新聞の発行部数は減り続け、今や主流はインターネットでのニュース配信。「目に優しい文字媒体」はないものか。妻にこぼしていたら、一喝された。「眼鏡を買いなさい」 (丸野崇興)

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