鹿児島県知事に塩田氏が初当選 現職・三反園氏ら破る

西日本新聞 河野 大介

 鹿児島県知事選は12日投開票され、無所属新人で元九州経済産業局長の塩田康一氏(54)が、再選を目指した現職の三反園訓氏(62)=自民、公明推薦=や元知事の伊藤祐一郎氏(72)ら6人を破り、初当選した。与党は2016年の前回知事選に続いて敗北。

 塩田氏は経済産業省官僚の経験を踏まえた産業振興を訴えた。「前(伊藤氏)でもない、今(三反園氏)でもない、新しい鹿児島をつくる」と県政刷新を掲げて、若さもアピール、幅広く支持を集めた。当選から一夜明けた13日、「ちゃんと説明責任を果たし、県民の声をよく聞いて県政に反映させる」と話した。

 三反園氏は掲げていた「脱原発」のトーンダウンや説明責任の不十分さなどから反発も根強かった。1期目の子育て・高齢者支援の取り組みを強調し、自公が組織力を駆使したが、保守系の一部の地方議員が他候補を支援。塩田氏に約2万7千票の差をつけられた。三反園氏は12日夜、「県民に支えられた4年間だった」と語った。

 伊藤氏は一部自民県議が支援し、立憲民主党県連の推薦を受け、新型コロナウイルス対策の即戦力と訴えたが、及ばなかった。

 投票率は49・84%で、参院選と同日選だった前回を6・93ポイント下回った。当日有権者数は132万8024人(県選管調べ)。(河野大介)

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