長崎初のクラスターに衝撃 院内感染7人、経路は特定できず

西日本新聞 長崎・佐世保版 野村 大輔

 長崎みなとメディカルセンター(長崎市)の医療職や入院患者が相次いで新型コロナウイルスに感染した問題で、13日夕までに確認された感染者は計7人に上ることが判明した。1カ所で5人以上のクラスター(感染者集団)が起きたのは、長崎港で停泊したクルーズ船を除くと長崎県内で初めてで、県内有数の大規模病院での発生に関係者は衝撃を隠しきれない。感染ルートもいまだ不明で、さらに広がらないか警戒を強める。

 新たに確認された入院中の男性患者(年齢非公表)は今月4日に、医療職の20代男性は同6日にそれぞれ発熱などの症状が見られたという。それぞれ11日に検査をしたところ、陽性だったことが判明した。

 病院は2人と接触があった157人にも検査対象を広げ、12日にさらに医療職の男女3人と入院する70代女性の計4人に感染が広がっていたことが分かった。同日2度にわたる記者会見で明らかにした門田淳一院長は「院内感染と判断している」との見立てを語った。

 院内では10日、最初に医療技術職の20代女性の感染が確認されている。この女性と今回の6人との接点は現在のところ確認されず、この女性と接触した可能性がある患者ら80人は全員が検査で陰性だったという。

 一方、11日に明らかになった医療職の20代男性は、3日に感染が判明した長崎大病院で実習中の20代男子学生と6月28日に長崎市内で会食していたことも新たに判明。記者会見に同席した同センターを運営する同市立病院機構の片峰茂理事長は「あってはならない事態」と院内感染があったことを謝罪したものの、市保健所は感染経路については特定できていないことを明らかにした。 (野村大輔)

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