熊本の豪雨犠牲者、8割が溺死 6割は屋内で発見

西日本新聞

 熊本県南部を中心に甚大な被害が出た豪雨で、熊本県は13日までに新たに3人の死亡を確認し、県内の死者は計64人になったと発表した。死因や発見場所も公表し、溺死やその疑いが52人で全体の8割を占め、自宅や入所施設の屋内で発見されたのは全体の6割近くの38人だった。未明に発生した河川の氾濫による急激な浸水で、逃げ遅れた犠牲者が多数いたとみられる。

 県によると、球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」で死亡した全14人を含む42人が溺死で、10人が溺死の疑い。このほか、窒息死の疑い6人▽圧死2人▽多発外傷とその疑いが各1人▽出血死の疑い1人▽胸部圧迫死1人-だった。

 県内で死亡が確認されたのは、球磨村24人▽人吉市19人▽芦北町11人▽八代市5人▽津奈木町3人▽山鹿市2人。

 また大分県警などによると12日午後2時ごろ、同県由布市湯布院町の花合野川沿いで土砂に埋もれた車が発見された。車内から人は見つからなかったが、上流では家族3人が乗った車が川に流され、行方不明になっており、県警などが関連を調べている。

 一連の豪雨による九州での死者は68人、行方不明者は12人となっている。

 気象庁によると、九州では14日にかけて再び雷を伴った非常に激しい雨が降る可能性がある。同日午後6時までの24時間雨量は多い所で九州北部200ミリ、九州南部150ミリ。熊本県では1時間雨量が70ミリに達する恐れもある。

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