熊本の豪雨被災地、コロナ警戒 避難者196人陰性 応援職員の感染判明

西日本新聞

 熊本県南部の豪雨被害で、避難所運営の支援に来ていた高松市の保健師が新型コロナウイルスに感染していたことを受け、県は14日、保健師が立ち寄った避難所に身を寄せる避難者297人へのPCR検査を実施し、結果が判明した196人全員が陰性だったと発表した。被災自治体は、感染対策を強化する一方、冷静な対応を呼び掛けた。

 保健師が立ち寄ったのは、人吉市立第一中と多良木町の旧多良木高。球磨村の被災者337人が身を寄せている。県は13日夜から、希望者への検査を始めた。

 14日午前に開かれた人吉市の災害対策本部会議では、松岡隼人市長が「より対策を徹底し、人吉からはコロナ感染者を出さない。しっかり立ち向かっていこう」と職員らを激励。市によると、13日夜に第一中の消毒は完了。14日、生徒の保護者数人から「コロナに不安があるので休ませる」と連絡があったという。

 球磨村役場の朝礼でも、松谷浩一村長が職員に「健康管理に気を付けてください」と指示。報道陣に「避難所では3密を避ける対策はできている」と強調した。八代市では県外から応援に来た職員も含め、市内2カ所の避難所運営に当たる職員にアルコール消毒液を携帯させることを決め、小まめに手の消毒をするよう指示した。

 熊本県の蒲島郁夫知事は13日夜、政府や全国知事会などに対し、応援職員の派遣前に体調の確認を行うよう要望した。

 他県からの応援職員は、復旧と復興に向けた貴重な戦力。県の担当者は「本音ではPCR検査をして来てほしいが、そこまで求めると来てくれないかもしれない」と苦しい心境を明かした。芦北町役場の会議では、竹崎一成町長が「他地域から応援に来てくれる方々には感謝しかない」と述べた。(現地取材班)

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